第30期 竜王戦 第5局 渡辺明竜王 vs 羽生善治棋聖 前人未踏の永世7冠&竜王奪取

第30期竜王戦七番勝負の第5局が12月4、5日(月、火)に鹿児島県指宿市「白水館」で行われた。

羽生善治棋聖は、4勝1敗で竜王戦七番勝負を制し、15期ぶり7期目の竜王位を達成。これにより、通算7期以上に与えられる「永世竜王」を資格を得た。これにより、7つのタイトルすべてで永世称号を得た。

今回の竜王戦は、ゴールデンカードでした。2008年の竜王戦は、渡辺明と羽生善治が互いに永世竜王をかけた勝負で、羽生善治の三連勝からのまさかの四連敗。2010年羽生善治の竜王位挑戦も退けた。因縁の対決でした。

タイトル一覧

new竜王 7期(通算7期より永世竜王に)    名人 9期

王位18期 王座24期 棋王13期 王将12期 棋聖16期

タイトル99期獲得

前人未踏のタイトル戦100期に王手です。

また、優勝10回で、名誉NHK杯も獲得しています。

 

 

将棋観戦は、 AbemaTVまたはニコニコ生放送で可能です。

 

↓竜王戦

http://live.shogi.or.jp/ryuou/

 

↓棋譜解析で使用 Apery(第5回将棋電王トーナメントversion)

http://hiraokatakuya.github.io/apery/

↓GUIソフト(shogiGUI)

https://sites.google.com/site/shogixyz/home/shogigui

↓棋譜をwebに貼り付ける(flash環境)

https://noike.info/kifup/

 

▲羽生善治 vs. ▽渡辺明 竜王戦第5局

↑SJISをクリックしてください 

flash環境で閲覧可能です。Aperyは30秒で棋譜解析しています。

(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

Aperyでの解析結果




 

図1 先手の仕掛け

この形で4五銀と仕掛けるのは珍しいらしいそうです。先手らしく積極的に仕掛けています。

図2 後手1五歩

1五歩と手を戻しました。この手は、やってこいっていう手です。先手がゆっくりしていると、2四馬と引かれ、馬が手厚く先手の攻めが難しくなります。

端歩を手抜かず手を戻しました。ここから先手は激しく動く展開になると予想していました。ここで封じ手となりました。

 

図3 封じ手は4六飛車

1五歩から、激しくなるとは予想していましたが、飛車切りという最も激しい手で踏み込みました。

 

図4 1五香が味が良すぎる一手

最短で勝ちにいっています。1五香でだいぶ、しびれているように思えます。

馬を逃すのではなく、取られそうな香車を活用しました。

また、一歩とったのも大きく、5九歩という底歩もみせています。

 

 

図5 馬をとらせてから、6七角と打つ。

正直馬を取らせてから、6七角とか本当?って思いました。普通に1三香車成でいいじゃんと思ってました。

どうやら、5六に角を打たれるのが面倒なようです。

なので、先に6七角と攻防の角を先着しました。

勝負の鬼だなと思いました。(ちなみに、ソフト最善手でした。)

 

図5 最後は8四香車

この手は、飛車取りと、15手詰めの詰めろとなっています。

4二と、同玉、4三銀、5一玉、6三桂、6一玉、7一金、同飛、同桂成、同玉、8一飛、7二玉、8二香成、6三玉、5五桂とぴったりの詰めろです。

 

4九香かなと思ってました。竜の利きを遮りながら、詰めろをかける手です。保険がきいている意味もあります。

しかし、最後は、8四香車。詰めろ、飛車取りで鮮やかに決まりました。

2017-12-05観戦記(観る将), 羽生善治